中日ドラゴンズの日替わり打線はひどいのか？調査してみた！

中日ドラゴンズ2024年のスタメンは終盤まで固定されない状況が続いております。

中日ドラゴンズファンの中では、勝った翌日も打順を入れ替えられ、「日替わり打線」を批判される投稿も見受けられます。

今回は中日ドラゴンズのスタメンが、どれだけ日替わりだったのか、他のチームと比べてどうだったのか調査してみました。

注）守備位置も考慮した打順のパターン数を調査しています。セ・リーグや交流戦など、投手が打線に入る場合は投手を除いております。また、相手先発投手の左右は考慮していません。

※個人的に調査したものですので、間違っている可能性もございます。ご了承ください。

中日ドラゴンズスタメン組み合わせ数

2024年シーズンの現在までの、投手を除く野手8名のスタメン組み合わせ数を数えてみました。（2024年9月4日まで）

9月4日までの試合数　122試合

スタメンの組み合わせ　108通り

中日ドラゴンズ今季最も多かったスタメン

今季最も多かったスタメンは
1 8三好
2 4田中
3 5高橋周
4 3中田
5 7細川
6 9上林
7 2木下
8 6村松
9 1投手
5試合（4/2,4/3,4/4,4/9,4/10）

2番目に多かったスタメンは、
1 5福永
2 4田中
3 7細川
4 8カリステ
5 9板山
6 3石川昂
7 2木下
8 6ロドリゲス
9 1投手
3試合（6/30,7/2,7/3）

その他、2試合が多数となっています。

中日ドラゴンズ今季最も長く続いたスタメン

今季同じスタメンが最長何試合続いたかです。

中日ドラゴンズ今季最も同じ続いた試合数は3試合です。
上記と同じスタメンです。
（4/2,4/3,4/4・6/30,7/2,7/3）

他球団と比較

スタメン組み合わせ数の他球団との比較です。いずれも投手を除いたものとなります。

試合数＝9/4までの今季の試合数、
組み合わせ＝9/4までのスタメンパターン数、
最多＝一番多いスタメンの試合数、
2番目＝2番目に多いスタメンの試合数、
最長＝同じスタメンが最も長く続いた試合数です。

阪神が圧倒的に少ない結果となりました。試合数がまちまちですので、単純な比較はできないですが、中日ドラゴンズのスタメンパターン数はセ・リーグ最多となりましたが、ほとんどのチームが100パターン前後と、ドラゴンズだけ特別に日替わりというわけではないようです。特に9/4時点で首位の広島は、同じスタメンを3日続けたことはないようです。

パ・リーグは全体的にパターン数が多くなる傾向にあるようです。パ・リーグはDH制ですので複雑化し、パターン数が増えるのは理解できますが、ロッテの121試合120通りはすごいですね！

過去との比較

次に、過去のドラゴンズと比べてスタメンが固定できているかを調査しました。全ての年度を調査するのは大変ですので、よく比較される落合博満監督以降のうち、主要年度を抽出しました。2006年以降の各監督の主要年度との比較です。

※2016年は途中休養
※2024年度は2024年9月4日現在の順位です

最もパターン数の少ない年は、2006年でした。スタメンパターン数はたった47通りです。レギュラーが固定されていたといえるでしょうね。

ちなみに今年は122試合消化で108パターンと、調べた中では最多を早くも更新しています。

まとめ

今回は中日ドラゴンズのスタメンが、日替わりだったのかを調査してみました。結論としては、過去と比較すると日替わり打線の傾向は強いですが、今年においては、ドラゴンズだけが突出しているわけではないことがいえるかと思います。（12球団の過去数年まで調べていないので単純に言えないですが・・・。今後時間があれば他の球団の過去数年も調べてみます。）

また、今回は守備位置を考慮した打順のみで調査しました。今後、打順を除いた、守備位置のみでのスタメンを調査（つまり、打順は固定できていないが、スタメンのメンバーは固定できているののかどうか調査）してみるのも面白いかもしれません。時間があればやってみます！